学級経営講座③ あなたの長所と短所を活かせ!!

学級経営講座

こんにちは。春名佑紀です。

学級経営講座の第3弾。

今回は、教師自身にフォーカスしてみましょう。

学級経営には自分の強みと弱みを活かせ!!

あなたは、自分の長所と短所が言えますか?
できれば、紙に書いてあげてみるといいと思います。
リストアップするときのポイントは3つ。

①時間を決めること

②直接書くこと

③数を多くあげること

①時間を決める

人間の集中力はずっと続くわけではありません。せいぜい長い人で20分。
それ以上は考えていても思考がまわり始めます。10分間と決めて(タイマーをかけて)できるだけ挙げてみることをおすすめします。
長所を5分、短所を5分でもいいし、ランダムに思いついたものから書いて合計10分でもいいと思います。
とにかく集中して書くと色々出てくると思います。

②直接書く

今の時代は、パソコンやスマホがありますので、直接手で書くという機会が減っています。
しかし、動作とともに行うと思考は働きやすくなります。
書くという作業はとても有効で、今回のようなものだけでなく、アイデアを出したり、指導案を考えてたりする作業にも有効です。
いつもパソコンに向かっているという人は、たまにはノートとペンを用意し、手を動かしてみるのもいいと思います。
実際に書いてみると、パッと書けない漢字に出会ったりします。リストアップをする際は、ひらがなでいいのですが、案外漢字が書けないことに気づくのも発見です。
あ、これは副次的なものですがね。

③たくさん挙げる

できれば、それぞれ50個くらいを目標にしてください。できるだけ書けるといいです。
書いていると、同じような内容に出会うかもしれません。
例えば、私の場合

飽きっぽい
気が短い
長続きしない
新しもの好き・・・

など、書き方が違うだけだよね?というものに出会いますが、気にしません。
どんどん書きます。別に誰かに見せるものではないのでいいのです。時間内はどんどん書いてみましょう。
さて、書いてみたものをよく見てみると、自分の特徴が見えてきませんか?ここで見えてくるポイント2つに注目します。

1つは、長所と短所は裏表になっていること があるということ。

私の挙げたものだと、

飽きっぽい=好奇心旺盛

なんてあります。
とにかく目新しいものが好きで、すぐに心を奪われてしまいます。
それは常に新しいものから刺激を求めていることを表します。

ここで大事なのは、短所だと思っていることを活かせ!!ということです。

私は学級経営をする際に、いろいろ試していました。try&errorを繰り返し、今のクラス、今の子供に合う方法をさがしていました。
ここは、その特徴の良し悪しを決めるのではなく、使えるものを使おうという発想です。
挙げた長所短所の中で、なんでも出てくるような性格はきっとあなたの特徴でもあるので、それを活かした学級経営は、無理なく進めていくことができるはずです。

もう一つは、出てきた短所の使い方を考えられるということ です。

日本人の特徴として、自分を謙遜する文化が根付いているため、長所と短所を挙げてというと、多くの人が短所の方が思いつくと思います。
先ほどの解釈では、その短所となっているものを、長所に変えて自分の強みにするという話でしたが、短所によっては、どうあっても自分では補えないものがあると思います。

なら、それは誰かにお願いすればいいんです。

例えば、私は絵があまり得意ではありません。
板書で、ささっとイラストが描ける人がうらやましかったです。
できないなら、誰かに描いてもらったり、イラストを使ったりすればいいのです。

この程度は、きっと皆さんも思いつくし、実際にやっていると思います。
教員だからといって、なんでも自分でやらなければならないわけではありません。
できないことはできる人にお願いをするんです。

そして、そのお返しに、あなたが得意なことを、あなたがやってあげればいいんです。

パソコンが得意ならパソコンの知識で、
工作が得意なら教材作りで、
体育が得意なら実技で、

いくらでも、お役に立てるはずです。

それには、自分の特徴を知っておいた方が使いやすくなります。

場合によっては、クラスの児童に任せちゃってもいいのです。
もちろん、やってもらい事にはある程度限度がありますが、
子どもの方が得意なことで、それを任せることで児童の活躍の場ができるのであれば、
その方が、学級経営としてもとてもいい機会になります。

人から技術を学ぶことはとても大事です。
自分の技術を磨き、それを活かしていくことは、教員としてだけでなく、
一社会人として必要なことです。

しかし、何でもかんでも自分でというのには無理があります。

学級経営は人対人、自分が人間である以上、特徴を生かさない手はありません。
教員をやっていると、なかなかうまくいかなくて落ち込んだり、
逆に万能感に襲われたりすることがあります。

大事なことは、自分の特徴を知り、それをベースに学級経営を組み立てることです。

とはいえ、最初のうちは周りの先輩先生たちにやってもらうことの方が多いので、
力仕事や単純作業は率先してやってみてください。
そして、そういう先輩先生から技術を盗みましょう。

そのためには、自分の得手不得手は知っておいて損はありません。

今日も応援しています。

コメント

  1. […] 1つは、以前学級経営講座でも書いたのですが、 […]