平成という時代を振り返って

教育全般

こんにちは。春名佑紀です。

いよいよ、あと数時間で新元号が発表されます。
いろいろ予測されているのですが、どんな元号なるのでしょうか?

私は「安」という字が入るのではと思いますが…、いかに。

さて、最近、平成の30年を振り返る番組や映像を見ることが多くなりました。
それを見ていると、自分が生きてきた30年と完全に一致するため、
感慨深いものがあります。
ちょうど、平成に変わったときは小学校6年生でしたからね。

そういう映像で平成を振り返ってみると、
私が浮かんだのは

本音と建前が入り交じる30年

だったなということです。

本音と建前
理想と現実

なんとなく、
「こうしたい」「こうありたい」
という思いと
「こうあるべき」「これが正しい」
という思いと

2つの思いを抱えながら、もがいているような時代だったよな気がします。

もちろん、私は昭和の成長期を知らないので想像でしかありませんが、
そのころは、「これが正解」というものをひたすら追いかけていけば、
なんとなくの幸せが見えてきた時代でした。

高学歴があれば、
大企業に入れば、
女性は早めに結婚すれば、
子宝に恵まれれば、
一戸建てに住めれば、
昇進・出世をすれば、

「幸せ」に定義を付けやすかった時代のように感じます。

でも、その平成へ、21世紀へと変わり、
その価値観は、大きく崩れていきました。

私のような1970年代後半に生まれている世代は、「ロストジェネレーション世代」と
言われます。
大卒時の有効求人倍率が過去最低を記録した年にまさに就職活動をしていました。

刺さる言葉は

「自分探し」

何を指針にしたらいいかわからず、
過去の価値観と、それが実現できない現実と、
遠くでささやかれる甘い言葉と、
自分らしくありたいという願望と
様々なものに揉まれて生きてきた世代です。

そんな、30年を振り返ると
「どうありたいか?」
を模索しつつ、
「どうしなければならないか?」
という現実の生き方を学び、
その「本音と建前」「理想と現実」との狭間を行ったり来たりしていたなと
振り返りました。

社会にも似たようなことがあったように思います。
先日、夫婦の形がこの30年で変わったという特集をしていました。
昭和の頃は、まだ男は仕事、女は家庭という価値観が多く残っていました。
平成に入り、共働きが増えたことから、家事や育児の分担という意識へと
変化がありました。
「イクメン」なんて言葉まで登場し、積極的に家事や育児に参加する男性も
以前に比べれば増えてきたように思います。

しかし、一方で男性側の「参加という意識」「手伝うという感覚」に違和感を感じる人もいるそうです。
育児休暇も、男性が取るとまだ話題に上がるほどです。
男性が家事や育児に参加するという下地は以前に比べればだいぶできてきたと思いますが、
そこに、「共同」の意識はまだあるとは言い難いでしょう。

CMなどでは、夫婦が共同で家事や育児をしたりする様子が描かれたものが
多く存在しますが、現実はまだまだそうではありません。

日本の特徴かもしれませんが、
特にこの「平成時代」は、理想や綺麗だというものに目を向けてそれを殊更強調する一方、
そことは真逆の現実から目をそらそうとしているような気がします。

オリンピックにしても、「復興五輪」なんて掲げていますが、
今オリンピック関連の建設に会社も資材も持っていかれて、
復興事業が滞っているそうです。
スポーツ界も、選手の活躍を大々的に報じている一方で、
スポーツの発展、向上にお金をかけているとは言い難い状況です。
注目されるとこだけいいとこどりという現状があります。

ちょっと斜めから見た平成の振り返り方になってしまいまいたが、
せっかく平成31年度新元号元年のスタートに合わせて、
もっと、自分の考え方や行動を柔軟にし、
今よりもっと軽やかに、もっと自由に生きられる
そんな世の中になってほしいし、
私もそういう生き方ができたと思います。

現在、11時15分

新しい元号になったら、
抱負でも述べましょうか?

ではこうご期待!!!

教育全般
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