こんにちは。春名佑紀です。
いよいよ今週末から2月ですね。
なんか冬の嵐だったり、暖冬だったり、新型肺炎と不穏な空気漂う令和2年の冬ですが、時間は確実に前へと進み、4月まで残り2か月となります。
学校では3学期(2期制なら後期)も終わりがちょっとずつ見えてくるこの時期は、何かと慌ただしいです。
そして、そろそろ気になるのか来年度人事。
さらに、異動や新採の配属地域や学校が決まりだすのもこの時期です。
そこで、この時期に合わせて来年度新規採用をされる先生たちに向けて応援メッセージを作成することにしました。
といっても、先輩がちょっと偉そうに話すだけですが、少しだけ頭の片隅に置いていただけたらと思います。
では早速1つ目スタート!!!
1年間は続けよう
さっそく説教じみててすみません。
でも、これはぜひ覚えておいていただきたいのです。
理由が2つあります。
1つは、学校は1年単位で1セットだからです。
はっきり申しまして、新採もベテランも一番きついのは1学期です。
2学期11月ごろにももう一つのピークがあります。
が、1学期はほんとにいろいろ大変で、特に6月ごろが一番きついでしょう。
もちろん、新採にとっては、1年間通してきついと思いますが、4月から3月までが1つのパッケージだと思ってください。
RPGのゲームでいえば、ボスキャラが半端なく強くて、ひたすらレベル上げしているのが1学期という感じでしょうか。(余計わかりにくい・・・?)
さらにいうと(まだ続けるのか…)、レベル上げしている場所がすでに強キャラばかりで気が抜けないという感じ。(さらにわかりにくい…)
上の例えは置いといて、1年間通してみないと、学校を知ったとは言えないからです。
逆から見ると、学校はこの1年間の繰り返しなのです。
ちなみに、1学期と2学期にそれぞれ大きなピークがありますが、3学期気を抜くと2月後半くらいで崩れることがあります。でも、3学期は終わりが見えている分、何とか踏ん張れるでしょう。
これは、新採の先生に限った話ではありません。
教員は、1年間どう学級経営を行い、どのように子どもたちを次の学年に送るかを考えて日々を送っています。
このように書くと、1年間のことしか考えていないのかと怒られるかもしれませんが、どちらにしても、毎日の積み重ねが教育なのだとしたら、1つの通過点として3月の状態を想定することは教員として至極当然です。
クラスごと持ち上がりということもありますが、学年が変わればまた違った1年になります。
子どもも良くも悪くも成長していくので、4月になればリスタートです。
同じような1年などないけれど、こういう1年間を積み重ねていくこと教員の仕事なので、3月までやってから「教員の仕事を続けるか?」を決めても私は遅くないと思います。途中でやめてしまうのと、3月までやってから辞めるのとでは、学校や教員、子どもたちに対しての気持ちも違ってくると思います。
もう一つの理由は、それ以前に辞めてしまうのであれば、「教員」という仕事そのものに適性がないと判断できるからです。
先程も言いましたが、教員の仕事は1年間がパッケージです。
1年たつと子どもも変わり、組む先生も変わり、場合によっては学校も変わるという必ず変化がやってくる仕事です。
それが1年単位で回っています。
つまり、4月から始まったからには、3月のゴールまでは見据えて毎日を積み重ねていくことが求められます。
途中で子どもや学級を投げ出したことを責めるのではありません。
1年続けられないと判断するのも、3月までの自分を見据えた結果です。
休職という手立ては、教員に与えられた最後の切り札なので、無理だと判断したらそのカードを切ることは逃げではありません。
しかし、辞めるのと休職では全く意味合いが違います。
辞める選択は、ある意味早い段階で
「教員の適性がない」
と判断したわけですから、きっとそれは正しい選択なのです。
もしかしたら、学校や地域が変われば続けていけたかもしれませんが、新採であればそれを判断する材料がありません。
1年間続けてみたかどうかは、教員としての免罪符のようなものです。
早い段階でそれを判断することは、早く新しいステップに進めるので、教員以外の仕事を見つけるチャンスになります。
残念ながら、1年続けても、校長などの判断で適性がないと言われてしまうケースもあります。それなら自ら辞めることは潔い判断です。
1年間
これは教員(学校)にとって、とても重要な意味をもつタームなのです。
ちょっと厳しい感じになってしまいましたが、特に最初はひどく果てしないと感じる1年になるかもしれませんが、長い人生において、「1年間」くらい特殊な経験をしてみるのもいいのではないかと思います。
そのうち恐ろしいくらいあっという間に1年間が過ぎ去っていくと感じようになると思いますので。
次回は第2弾『1つ重点教科を決める』です。
今日も読んでくださりありがとうございました。
あなたの新しい教員生活を応援しています。
一緒に頑張りましょう!!
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