教師の適性② あなたの長所を10個挙げる

教員向け

こんにちは。春名佑紀です。

教師の適性第2弾です。
今日の質問は?

「あなたは自分の長所を10個挙げられますか?」

これまた???な内容ですかね。

あなた自身が自分の長所を10個挙げてみてください。

なぜこれが教師の資質として必要なのか?

理由は3つあります。

1つは、以前学級経営講座でも書いたのですが、

自分の長所を生かした学級経営をすることが、
無理なく学級経営を進めていくためのコツの1つだからです。

できる先輩のマネやよく本などに書かれているような成功事例を実践してみることも大事なのですが、やってみると、自分のキャラに合わなかったり、子どもの雰囲気に合わなかったりと、うまくいかないことがあります。

でも、自分の長所や特徴を理解しておくと、どのようにその事例を活かせるか考えることができます。

2つめは、自分の仕事に自信をもつことができるということ。

1つ目のことと繋がりますが、自分の特徴を活かした学級経営をしているとき、
またそれがうまくまわっているときは、自信をもって子どもの前に立つことができます。

この「自信」はとても重要です。

ここでの「自信」は文字通り、

「自分を信じること」

学級経営をしていて、一番よくないことは、
担任がブレることです。

叱ったり、注意したり、指導した内容がいつも違う、
コロコロ方針を変えるなどがあると、子どもたちは混乱します。
それが、学級の荒れに繋がることがあります。

軌道修正が必要な時はありますが、それが頻繁では学級も落ち着きません。

そのフラフラしてしまう原因の1つが自分に自信をもてないこと。
つまり、自分を信じていないのです。

こういうと、自分に自信をもちすぎるのも良くないと反論されそうですが、
謙虚さはもちろん必要です。
間違ったときは、素直に謝るし、修正もします。
でも、周りからいろいろなことを言われてフラフラすると、
子どもたちはすぐに気が付きます。

日本ではとかく自信をもってというと、自意識過剰な印象を受けますが、
ただ単に、自分を信じてよいと思ったことをすることは自意識過剰ではありません。
一番よくないのは、頑固になったり、意固地になったりすることです。

自分に自信をもつには、自分のことを良く知り、
あなた自身が活かせるポイントを把握しておくことが必要になります。

3つ目は、自分の良さを見つけられない人は、他人の良さを見つけられないということです。

これが一番大事かもしれません。

私たちって、案外自分のことってわからないんですよね。

でも、他人のことはよく見えます。

そして、他人を見る時、批判的に見る傾向にある人は、
自分のことも同じように批判的に見ます。
それは、もう癖のようなものです。

たいてい、他人の嫌なところは、自分のもっている嫌な部分か、自分がとても気にしている部分です。

例えば、自分勝手な人が近くにいてイライラしたとします。
その場合、自分の自分勝手な部分を嫌悪しているか、
自分勝手にしてはいけないと思って自分の行動を制限しているかのどちらかです。

つまり「自分勝手にすることは良くない」
という概念をもっています。

これ、不思議なもので、
「自分勝手にすることはいいことだ」
と思っている人がいると、不思議と人の自分勝手な行動など全く気にしません。

話は逸れましたが、この

他人を見て感じること自分のこと驚くほど連動しています。

小学校で担任をする際に、子どもたちのいいところを見つけてそれを褒めて伸ばすのは必須事項です。
でも、子どものいいところを見つけるのが苦手な人は、たいがい、

自分の評価も厳しい人です。

そして、自分の長所を10個挙げてなんて言っても、
「私はそれほどできるわけではありません。」

とかいって、厳しいことしか言いません。

子どものいいところを見つけて伸ばすというと聞こえはいいですが、
普段から「人のいいところ」に敏感にしていないとなかなか見つけられないものです。

まずはその手始めとして、あなた自身が自分のいいところを見つけてください。

10個と言わずに何個でもいいんです。

せっかくですので、私の長所を10個挙げます。

・明るい(周りの人を楽しませることができます。)
・ノリがいい(場によく馴染みます。)
・柔軟性がある(よく、昔からいた?と馴染みます。)
・話し方がうまい(飲み会の司会は任せてください。)
・思い立ったら行動が早い
・案外きれい好き
・情に厚いところがある
・物覚えが早い
・好奇心旺盛
・優しいことろがある
・のめりこむととことんやる

おっと11個になっちゃいましたね。
(だんだん説明するのめんどくさくなっちゃった・・・)

長所を挙げるときには約束事があります。
①人と比べない
②短所にもなるというのは考えない
③似たようなものでも構わず挙げる

これはあなたや私の個性ですからいいんです。

人に見せるものでもないので、(私は公開してしまったけど…。)
どんどん挙げてください。

それでもなかなか自分の長所が出てこないときの方法をご紹介します。

それは、

あなたが尊敬する人の特徴を挙げること。

先程、他人の悪いところの事例を挙げましたが、
それはいい部分でも同じこと。
あなたの中にその要素がなければ、他人を見て反応しません。
それをヒントに見つけてみてください。
必ずありますから。

では、今日はこの辺で。

あなたの教員ライフを心より応援しています。

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