学級経営講座⑤ 教師である前に社会人であれ

学級経営講座

こんにちは。春名佑紀です。

学級経営講座第5弾は、ちょっと耳の痛い話です。

先日、某ファストフード店のトレイにある紙に、
「新入社員のための知って得する~~」
みたいなものが載っていました。
まあ、少し冗談で書いたのでしょうが、
その中にこんな記述がありました。

「仕事が忙しいアピールは、机の上に書類を積み上げろ」






これ、絶対やってはいけないやつです。

いろいろな会社に勤めた経験のある私からすれば、
机の上が汚い人に、仕事ができる人はいません、と言い切れます。

ここでいう「仕事ができる」にはもちろん、いろいろな意味が含まれますが、
一番大きいのは、仕事の手際が早く、柔軟に対応できる仕事ができるとしておきましょう。
簡単にいればスマートなんです。

仕事の出来不出来は、「段取り」がその大部分を占めます。
正直、私も決して仕事の段取りがいい方ではなく、机は山積みになりやすい方なので、
ほとんど自戒を込めて言いますが、

机がきれい=頭の中で仕事の段取りができている

片付けるべき仕事の順番がはっきりしていて、時間の使い方が上手だと言えます。

ちなみに、私は仕事の優先順位以外に、やりたい順があって、
その時の気分によって、やりたい仕事から片付けたり、時間をかけてやりたい仕事を後回しにして急にサクサク作業的な仕事をしてみたりと仕事のやり方にムラがありすぎる方でした。

気分によって、仕事の進みが違うので、机が妙に片付いている時と、
あまりにぐちゃぐちゃで仕事が滞る時と、差がありました。

話がそれましたが、
机はきれいにしておくことは、教員であるという話の前に、「社会人」として
ぜひ知っておいてほしいことだと思います。

このように、教員は4月に配属になり、あっという間に担任をもち、
「教員としてどうあるべきか」
を常に考えていかなければならないのですが、

それと同時に「社会人としてどうあるべきか」を並行して考えていくことが必要です。

仕事の仕方
人との接し方
マナーや言葉遣い
同僚や先輩とのかかわり方

これらは、職場にいれば自然と身に付くものでもありますが、
とかく教員の場合は、本筋の仕事のウェイトが大きいため、
こういうことを知らずに年次を重ねてしまうケースも見られます。

とはいえ、最初のころは仕事に慣れるのに精いっぱいだと思いますし、
段取りのいい仕事なんてできません。

なので、ぜひ1つ守ってほしいと思うことは、

締め切りは守る

これに尽きるでしょう。
教員になって一番びっくりしたことは、
この締め切りを守るってことが結構なあなあになっていることです。

会社員をしていると、締め切りを守れないやつはクソだくらいまで
言われますからね~。
なぜか、教員というか、学校の風潮として
「忙しいから仕方ないよね」
という、雰囲気がないわけではないことに
かなりのショックを受けました。

これも習慣なので、
新人や若手教員も
「締め切り」
だけは、遵守しましょう!!!

最後に・・・
机や自分の身の回りの整理整頓ができる先生のクラスは、
教室がきれいですよ。
これ、自明の理。

教師が作り出す環境も学級経営には大事だという話でした。

では、また。
いよいよ来週は新学期ですね。
皆さんの新しい生活を応援しています。

学級経営講座
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