こんにちは。春名佑紀です。
今日はかなり暖かったですね。どうも天気は安定しませんが、それでも先週が寒かったので、活動するにはとてもありがたいです。
元教員が独断と偏見で言いたい放題いうブログですので、今日もいろいろぶっちゃけてみましょう。
ネットの記事を見ていると、教員の服務事故や学校関係のニュースが必ず目に付く昨今。
とうとう、教育学部を受験する学生が減っているとか・・・。
小中学校のなりたい職業ランキングでは、必ずランクインしていた「教師」ですが、ブラックぶりも公表される中、なかなか夢のもてない仕事になっています。
そこで、これから教員を目指す人たちにとって何が必要か考えてみたいと思います。
(おそらくこのテーマは何度となく書くことになると思います。)
教員というと「教える人」というイメージが強いでしょう。
実際に、勉強を教えていくので、当然「教える」という要素は重要なのですが、
今、勉強に限っていうと、「教える」は教師の専売特許ではありません。
言わずもがなですが、塾などの台頭で、「教える」ことに関しては、塾の先生の方が上手いなんてこともザラです。
以前は、教採に合格できない人が塾の講師をすることも多かったですが、同じ「教える」でも塾講師の場合は、人気が出ればとんでもない金額をもらうことができます。
もちろん、そんな講師ばかりではありませんが、ただ「教える」ことだけをしたいのであれば、また「子どもの成績が上がること」が一番のモチベーションなのであれば、塾講師の方が目的は最短でつかめるでしょう。
小学校では特に、勉強だけでない部分が多く、学習も多岐に渡るため、ただ「教える」ことだけではやっていけません。
そして、教えるスキルや教材研究などの日々研鑽を積んでいくことはとても大事だし、これが継続してできないと教員なんて務まりませんが、教員としての「人間力」を育成していくしくみは実はどこにもないんです。
学校って面白くて、何か問題が起こるとすぐ「研修」するんですけど、研修ってあまり現場では生きないんですよね。
まじめな先生も多いので、直近でやった研修内容を会議などで披露する人もいますが、現場での対応は瞬間の判断力です。
もちろん、勘のいいひとはそういうのをとっさに使える器用な人もいますが、そのあたりは経験と勘です。
学校はトラブルの巣窟ですが、そのトラブル対応も、一本自分の中で芯があると、ブレにくくなります。そして、これらにマニュアルは存在しません。
相手は子どもも保護者も同僚教師も全員「人」なので、生まれてから今までの経験をフル活用して事に当たるわけです。
ここでいう「経験」は、「教員としての」ではなく、「人としての」ものです。
人とのかかわりを積極的にもち、自分が目指す方向を定めることができる人がこれからの教育界には必要です。
まあ、こう書くと、どの業界でも当てはまっちゃうんですけどね。
「子どもが好き」とかあまりいらないし、ましてや手助けしてあげたいなんて気持ちよりも、「こういう子どもを育てたい」っていう信念の方がよっぽど大事かなと思います。
教師になる人には、様々な経験を積んでいる人がいいし、いろいろな体験をすることが好きな人の方がいいと思います。
何かに突出した能力をもっていることも大事なんですけどね、中途半端でもいいから、いろいろなことに挑戦する姿勢も大事だなと。
なんて、中途半端さではダントツにずば抜けている私が言うと、全く説得力に欠けますな~。
読んでいただきありがとうございます。
皆さんの人生を応援しています。
春名 佑紀
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