こんにちは。春名佑紀です。
教師の適性 第5弾
今日も独自の切り口でいきますよ~!!。
「あなたは話し上手? 聞き上手?」
教師は、基本話をするのが仕事です。
風邪などをひいてのどをやられると途端に支障が出ます。
私も発生の仕方に問題があるみたいで、
結構のどをやられました。
一時期は、声帯ポリープができるほど。
そうなるともう大変で、声がかすれるし、出しにくいし、大きな声出すと途端に痛いし・・・。
授業をしていても、子どもたちの反応見ながら、
「今、絶対ほとんど私が言っていることわかってないな~。」
とか、様子を見ながら話をしていました。
そんな時思うのが
「うまく話せるようになりたい!!」
ということ。
発問を工夫したり、
話す順序を工夫したり、
数字など具体的な言い方を覚えたり、
テンポを考えたり、
間を工夫したり、
トーンを変えたり、
速度を変えたり、
強弱をつけてみたり、
身振り手振りを入れてみたり、
・・・
様々な工夫をしてきました。
これはこれで功を奏したりしますが。
でも、先生って噺家でもないし、ましてや芸人でもない。
子どもに教えたり、伝えたりする方法ってなにも話をすることばかりではないんですよね。
そして、実は・・・
(ごめんなさい。ぶっちゃけます・・・。)
教員って話し下手が多いんです!!!
それはそれは、多いです。
何言っているかわからない先生とか、
結構いました。
やたら話の長い先生とか、
説教じみているとか、
同じこと何回も言ったりとか、
「えー」だの「でー」だの、接続詞がやたら多いとか。
研究授業などで、えらーい講師の方が来ますが、
何言ってるのか全然伝わらない方とかいらっしゃいます。
ほんと、すみませんと思いますが、
かなりひどいです。
最近、「話し方・伝え方」が書籍になったり、
民間企業では研修で行われたりしていますが、
この波はまだ教師には広がっていません。
むしろ、若い人の方がこういう分野は敏感かもしれません。
では、今日のテーマ
「話し上手か聞き上手か?」
に戻りますが、
これは、
どっちも大事!
なんです。
もっと突っ込んで言うと、
この2つは連動しています。
話し上手な人は、
絶対聞き上手です。
天然のパフォーマーとかでない限り、
話し上手になる手掛かりは、聞き上手になることです。
聞き上手とはそもそもどういうことか?
それは、
相手が気持ちを話しやすい状況を作るのが上手い
ということです。
つまり、
心を開く方法の1つです。
相手の気持ちや思いがわかるということは、
動きやすくなります。
こちらが何を提供すればいいのか、
何をしてあげると相手は喜ぶのか、
ということを察することができるということ。
そうなれば、こちら側の対応や行動が変わってきます。
教師にこそ必要なのは
「聞く力」
です。
よく、カウンセリングマインドなんていいますが、
そんなたいそうな名前を付けなくても、
できる先生は、子どもの気持ちを察するのが上手です。
そして、そういう人は、職員室でも、会議をしていても、
収拾がつかない話し合いをまとめるのが上手です。
無駄に話の長い人の内容を要約したり、
会議で話の論点がずれたりしたときはすかさず修正するし、
折衷案など出すのが上手い方もいます。
そういう方の多くはよく聞いています。
それは、
相手の発した言葉だけでなく、
その思いまでも聞いています。
これは、子どもたちと接する中でもとても大切なスキルです。
うまく話ができない子どもの気持ちを代弁したり、
言葉に出てこないものを補ってあげたり、
気持ちを察してあげたり。
様々な場面で必要です。
話し方はその次。
そして、相手の気持ちを聴く力がある人は、
自然と話し方に変化が出てくるし、
多少、話が下手でも相手は聞いてくれるものです。
それが子どもならなおさら。
子どもたちと担任はそうやって絆ができてくるものです。
話の上手な面白い先生だから人気が出るわけではありません。
では、「聞き上手」になるには、どうしたらいいでしょうか?
カウンセリングスキルは、身に付けておいて損はないと思います。
でも、普段から「相手を理解したい」という気持ちで
人と接することが「聞き上手」になる一番の近道ではないかなと思います。
結局は、相手は他人。
全てが理解できるわけではありません。
でも、寄り添う気持ちは伝わりますよね。
これぞコミュニケーションの基本です。
話し方に自信のない人は、
「聞く」を意識してみてはどうでしょうか。
きっとこの記事を読んで「なるほど」って思ってくれたあなたは、
きっと「聞き上手」です!!
ありがとうございます♡♡♡
今日も、あなたの教師人生を応援しています。
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