教師の適性④ ご趣味は………。

教員向け

こんにちは。春名佑紀です。

教師の適性も順調に回を重ねております。
さて、第4弾は……。

「あなたのご趣味は…。」

急に、お見合いみたいな雰囲気になってきましたよ。
(古っ!!)

結論から言うと、

趣味は多ければ多いほどよい

というのが私の考えです。

これは、教師に限ったことではないかもしれませんが。

理由は3つです。

1つは、「ワーカホリック対策」です。

特に、教員は、エンドレス残業が今は常態化しているため、
まじめな人ほど、休日返上で学校に来ます。

当然、学期中は「仕事が終わる」という状態がないため、
やることなら山ほどあります。

片付く類の仕事が終わっても、授業や教材研究なら時間はいくらでも必要なので、
やろうと思えば、いくらでも仕事をすることができます

そこで、無理やりにでも

仕事から離れる時間を作ること

が必要です。

理想は、週1回は、仕事から離れて趣味に没頭すること。

中学校の場合、部活があってなかなか週1の息抜きは難しいと思います。

小学校であれば、土日のどちらか、もしくは月に2日でも1日でもいいので、
気分転換になることをしたいです。

心配事があるときは、趣味の時間もそのことを考えてしまうことはあるかもしれませんが、
それでも、むりやりにでも思考の方向性を変えることで、
いいアイデアが出てくることもあります。

そのためには、

趣味が仕事

では都合が悪いんです。

教師になってから、学生時代にしていた趣味から遠ざかっているという人は、
一度思い切ってやってみるといいと思います。

2つ目の理由は、「会話の引き出し」です。

子どもの前に立って話をするとき、
人づての話と自分の経験の話では、断然

自分の経験

の話の方が説得力があるし、子ども反応もいいです。

人は、五感を通して感じたことや経験したことは強く記憶に残るようになっています。
より、臨場感をもって話をすることができるので、
仕事以外の経験は、子どもたちに話をする内容に厚みをもたせてくれますし、
子どもに響く話をすることができます。

常に、「会話の引き出し」という意識をもっていると、
道徳などの説話にも使えるという効果も期待できます。

3つ目は、「アイデアの補給」です。

小学校の教師って、様々な場面で新しいアイデアを求められることがあります。

例えば、
学芸会の演技指導
学級活動で行う集会の内容
運動会での表現
ミニ行事などでの出し物
体育でのリズム運動の曲
研究授業での新しい実践

などなど。

流行を追えとまでは言いませんが、
新しいことに敏感に反応できるアンテナって必要です。
でも、家と仕事の往復、休日も仕事・・・、
なんて生活をしていると、そのアンテナの感度は確実に鈍ります。

また、新しいことへの感度は、年とともに衰えを感じるものですが、
しっかりメンテナンスをしていけば、感度を保つことが可能です。

これはある先生の事例です。(私より一回り年上の方)
長期休みは必ず海外へ旅行する方がいました。
お子さんはいないので、自宅で子ども向けの番組を見ている様子はなかったのですが、
当時はやっていたアニメのエンディングのダンスをいち早く取り入れて、6年生を送る会の出し物にしてしまいました。
他にも、常に新しいアイデアを様々な場面で取り入れている方でした。
この先生は、仕事とプライベートをしっかり分けている方だったので、
アンテナの感度が抜群でした。

脳は、刺激を受けるとより活発に動く傾向があります。
それが未知の経験であればなおさらで、
同じことの繰り返しの中では、動きも鈍ります。

普段の生活から外れて、違う場所に行ってみる。
普段接しない人と話をする。
普段読まないジャンルの本を読んでみる。

どんなことでも、脳に刺激を与えることができます。
それが、新しいアイデアの源になるでしょう。

では、どんな趣味がいいんでしょうか?

なんでもいいと思います!!

旅行というとなかなかハードルが上がりますが、
近所の散歩でも変わるでしょう。
カラオケでストレス発散を兼ねて、新曲の傾向チェック
古本屋街をぶらぶら
自宅近くにできた食パン専門店で行列に並んでみる
登山やキャンプ
バーベキュー
自宅で栽培
ペットを飼う
子どもと新しい公園開拓
1日漫画を読みふける
手芸や編み物
新作料理に挑戦
ヨガやストレッチ
ショッピングやバーゲン
花見に紅葉狩り
映画を映画館で見る
演劇・舞台・音楽鑑賞
博物館・美術館めぐり
球場で野球観戦
フードフェス
日帰り温泉

なんでもありです。
(上に挙げたものは、8割くらい私のやりたいこと)

教師は、職業柄「公人」としての振る舞いが求められますが、
大きく逸脱しなければ、むしろ積極的に仕事の外へ出るべきだと思います。

さて、今週末何かやってみませんか?

あなたの教師生活を応援しています。

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