教師の適性⑦ 真面目に不真面目

教員向け

こんにちは。春名佑紀です。

5月後半は、先生たちにとって、一つの山場です。
GW明けてから2週間がたち、夏休みまでほぼ連休はなし。
いよいよ行事も本格化し、その準備に追われます。
徐々に、クラスの様子も本領発揮してくるため、
ここが一つの踏ん張りどころになります。

でも、ここで無理をするのもダメ。
先は長いです。

とにかく頼れる人に相談をしてみてください。

もし、頼れる人がいなければ
私でもいいので、相談してください。
info@office-eterno.com

 

さて、今日のテーマは・・・。

 

真面目に不真面目!

おっと、子供向けの主人公のセリフではないですかーーー。

それはおいといて。

教師になる人、教師を目指そうと思う人の多くは基本的に真面目です。

わざわざ、免許を取って試験を受けてなるんですから、
教師に対して、子どもたちに対して、教育に対して、
それなりの思いがあって今に至ると思います。

それに、最近では教師の長時間労働や部活動、保護者との関わりや子どもの多様化など
様々な教育を取り巻く課題が取り上げられますが、
そういう状況を踏まえてもなお、教師になっているんですから、
真面目に考えている人がほとんどです。

でも、その「真面目さ」が現在の教育では諸刃になることがあります。

誤解を恐れずに言うのであれば、

教師は、多少不真面目な部分があっていいのだ

と私は思います。

大事なことは、

どこを真面目に考えて、
どこを不真面目に行動するか

だと思います。

 

真面目でなければならないのは、

子どものことです

この1点でしょう。

子どもに関することは、何をおいても真面目に考えなければなりません。
特に、子どもの安全に関すること、
子どもの成長に関すること、
子どもの心に関すること、
これらは、真剣かつ真面目に考えていく必要があります。

 

でも、それを実際に伝える方法は、真面目ばかりでは伝わりません。

ここには遊び心があっていいんです。
いつも教員は、真面目であることはありません。

あえて、「考える」と「行動する」と動詞を変えたのは、

思考は真面目
方法は不真面目

でいいからです。

そして、子どもに関わらない部分では、
遊びがあっても手抜きがあってもいいんです。

もし、文句ばかりの保護者がいたら、
心の中で舌を出しながら、笑顔で対応してもいいと思います。

いつも口うるさい先輩がいたら、
勝手に変なあだ名をつけてもいいと思います。

たまには人目を盗んで?早く帰り、
羽目を外さない程度に息抜きをすればいいし、
会議も忘れたふりして、さぼってもいいと思います。

学級の雰囲気を取り戻すために、
1時間遊んじゃったり、
楽しい企画をしてみたり、
したっていいと思います。

けじめがつけば、大きな問題にはなりません。

 

学校にいて、子どもがいて、その保護者がいて、同僚の先生たちがいて、地域の人がいて。

学校には、多くの人たちとのかかわりがあります。

かかわりがあれば問題も、課題も、トラブルも起きるんですよ。

それは、子ども同士だったり、先生と子どもや保護者や他の先生だったり。
そんなのは当たり前です。

でも、それをいちいち気にしていたら、仕事なんてやんなっちゃいますよ。

真面目な人であれば、

「もっと、私ができるようになれば。」
「もっとこれが、できたら。」

と考えますが、断言します。

こういう考えって、エンドレスです。
その課題がクリアしたら、別の課題やトラブルをもってくるんですよ。

だから、ふっと気持ちも体も緩めて、
ちょっと不真面目になってみてもいいと思います。

ただし、子どもに関することは手を抜かないし、妥協しない。

そんな気持ちのゆとりをもっても大丈夫ですよ。

だって、もともとあなたの内面はちょーーーー真面目なんですから。
そんなあなたが少し不真面目になったところで、たかが知れています。

ピーンと張った糸と少し、緩めてみませんか?

 

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